こんにちは。
元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。
アナウンサーが身に付けている3つの基本、ひとつめは「正しい口の形」です。
日本語は「あ」「い」「う」「え」「お」の5つの母音で成り立っています。
もし、この母音が曖昧だったら、どうなるでしょうか?
言葉が曖昧に聞こえてしまいますよね。
日本語は母音と子音で成り立っていますので日本語の基本である母音を正確に発音する必要があります。
そのために、まずは正しい口の形を覚えましょう。
さあ、鏡を見ながら正しい口の形をチェックしてみましょう。
「あ」・・・指が縦に2~3本入るくらい大きく口を開きます。
「い」・・・口角を耳元へ引き上げます。
「う」・・・唇をすぼめて前に突き出します。
「え」・・・唇をやや左右に引きます。
「お」・・・口の中に大きな空間をつくるイメージです。
普段、口の形を意識することなどなかったと思いますので、しっかりと鏡を見て自分の口の形はどうなっているのかを観察してみてください。
そして、一音一音、声を出してみましょう。
「あ」
「い」
「う」
「え」
「お」
何度も「あ」「い」「う」「え」「お」を繰り返しましょう。
「大袈裟かも・・・」と思うくらい大きく口を開いてください。
正しい口の形でしっかりと母音を発音すること。
これがアナウンサーが身に付けている基本のひとつめです。
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