こんにちは。
元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。
プレゼンやスピーチのときに、あなたは専門用語を多用してはいませんか?
または、一文が「~で」「~だから」「~ですので」と繋がっていて長文になってはいませんか?
「伝わるプレゼン」の鉄則は「分かりやすい言葉を使うこと」と「分かりやすい文章にすること」です。
業界内、社内だけでしか通用しない専門用語は外国語と同じです。 社外では通用しません。
通用しない外国語は共通の言葉に変換する必要があります。
プレゼンやスピーチの聞き手がどんな人達なのかを把握して、専門用語が通じる相手かどうかを見極めた上で、どこまで専門用語を使うかを決めましょう。
また、一文が長いのも伝わりにくいです。
「話し言葉」は「書き言葉」と違って、前に戻って読み返すことができません。
そのため、一度で相手に伝わらなくてはいけないのです。
そのために気をつけることが「一文は短く、簡潔に」ということ。
小学生に説明して分かるくらい簡潔にします。
句読点の「。」はたくさんつけて話しましょう。
一文が短くて伝わらないということはありませんが、一文が長くて伝わらないということは往々にしてあります。
聞き手の反応がいまいちで「なんか伝わっていない気がする」と思ったら、まずはプレゼンやスピーチの内容の見直しではなく「専門用語を多用していなかったか」「一文が長くなっていなかったか」の2点を再確認してみてください。
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