こんにちは。
元NHKキャスター・話しから接客マナー講師の相澤静です。
前回に引き続き、伝わるプレゼンテーションをするためのコツについてお伝えします。
聞き手に伝わりやすい声の大きさで話すことを実践したら、次に気をつけるポイントは「話すスピード」です。
私たちは緊張するとどうしても早口になりがちです。
多くの人があなたの話の内容を理解できるように、少しゆっくりめに話す必要があります。
あなたは事前準備や資料作成の中で、自分が話す内容についてはしっかりと頭に入ってるでしょう。
しかし、聞き手は初めて聞くことばかりです。
初めてあなたの話を聞く人にも分かりやすく、正確に伝えるためには話すスピードに気をつけましょう。
「1分間」は大体300~350字が適切だと言われています。
私が研修やセミナーなどでおすすめしている練習方法をご紹介します。
400字詰め原稿用紙1枚にあなたが話したいことを書きます。
そして、声に出して練習をするのですが・・・・
練習する際には録音機器を準備してください。
原稿用紙に書いたあなたのスピーチを声に出して読むときに録音します。
そして録音したものを聞くときに時間を計ってみてください。
大体1分程度で読めていれば聞き手に聞きやすいスピードです。
また、スピードと同じく大切なのが「リズム(緩急)」です。
緩急がないと単調になります。
単調になると、人は自分が興味・関心のない話題は一気につまらなく感じます。
単調にならないために、そして相手を自分の話に引き込みたいときは、この緩急を付けることが必要なのです。
自分が伝えたい優先順位を付けて、流れるように話すところ、ゆっくり少し大きな声で間を取って話すところ、強く発音するところなど、変化を付けて話すように心掛けてみてください。
くれぐれも早口にならないように気をつけてくださいね。
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