こんにちは。
元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。
自分だけが一方的に話すことが「コミュニケーション」ではありません。
相手の話を聞き、相手のことを理解する。
そして、会話を続けることが「コミュニケーション」なのです。
そのために必要になってくるのが「訊く力=質問力」です。
私がアナウンサー時代に実践していた話の引き出し方のポイントは以下の3つです。
1.「なぜ?」「どうして?」を多用しない
2.具体的な話を引き出す
3.自分と比較してみる
相手の詳細な情報が欲しくて、ついつい「なぜ?」を連発してしまうことがあります。
しかし、あまりに「なぜ?」と聞かれると相手は質問攻めにあっているような気持ちになります。
「なぜ?」「どうして?」の多用には気をつけましょう。
「2.具体的な話を引き出す」ですが、これは、アナウンサーの取材のテクニックのひとつです。
ただ漫然と話を訊くのではなく、相手の答えをより具体的にしていきます。
相手のことを知るためには深く話を聞くことが大切です。
より具体的な事柄が出てくるように質問を投げ掛けます。
そして、相手の答えを丁寧に拾って、ドンドン具体的な話を引き出していきましょう。
最後に「3.自分と比較してみる」ですが、相手と自分を比較することで、より深い情報を得られることもあります。
「自分は○○だけど■■さんは▲なんですね」というように、自分を引き合いに出すことで、より深く聞くことができます。
さらに、この訊き方をすると、相手にも自分の情報を伝えられるというメリットもあります。
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