こんにちは。
元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。
マイクを使ってプレゼンやスピーチをする場面もあるでしょう。
今日はマイクの上手な使い方についてお伝えします。
まず、電話のときの話し方でもお伝えしたのですが、マイクがあるからと言って小さな声でボソボソ話すというのはNGです。
マイクはあなたの声を拾って会場内の方々に聞こえやすくしてくれる道具ではありますが、そもそも論としてマイクに乗らない声(マイクが拾わない声)があります。
もし、あなたの声がマイクに乗らない声だったとしたら、マイクがあっても聞き手には伝わりにくくなります。
では「マイクに乗る声」「マイクが拾う声」とはどういうものか。
それは「腹式呼吸で出している声」です。
「腹式呼吸」の反対は「胸式呼吸」です。
「胸式呼吸」で話していると、なかなかマイクに乗る声にはなりません。
マイクに乗る声をしっかりと作り、その上でマイクを使用すれば、聞き手に伝えたいことが伝わる話し方になります。
すべての基本は「腹式呼吸」です。
そして、次にマイクの使い方です。
マイクは様々な種類がありますが、基本的にマイクの頭頂部を口元に向けて話します。
時々、マイクの頭頂部ではなく、マイクの側面を口元に向けている方を見掛けますが、側面ではマイクは声を拾いません。
マイクと口元の距離ですが、近すぎず遠すぎず、適度な距離を保ちましょう。
これは声のボリュームによって変わるので、ご自身で調整してください。
マイクに近ければ近いほどいいというものでもありません。
腹式呼吸で声を前に飛ばし、適切なマイクの使い方をすれば、あなたの声は聞き手にしっかりと届きます。
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