こんにちは。
元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。
よく「アナウンサーは聞き上手」と言われます。
その理由を、私のNHKキャスター経験からお伝えします。
NHK時代、キャスター・リポーターとして様々な番組に出演してきました。
ニュース番組ではニュースを伝え、生活情報番組ではキャスターとして番組を進行し、リポーターとして各地から中継で色々な話題を伝えてきました。
NHKの地方局では、キャスター・リポーター自らが話題を探して取材し、構成や演出も考えます。
この取材の段階で、しっかりと話を聞く姿勢が問われてきます。
このブログでもお伝えしている「聴く姿勢」をはじめ「どういう訊き方をしたら自分が欲しい言葉を言ってもらえるか?」というのを常に考えています。
そして、質問の仕方を変えながら、知りたい情報を集めていくのです。
次の質問のことで頭がいっぱいだと相手の話が頭に入ってきません。
相手の言っていることを聞き逃すことなく、しっかりと受け止め、その上で質問を投げかけ、自分の欲しい情報を得る。
そのことを現場で訓練しているのがアナウンサーなのです。
アナウンサーは「話すプロ」という印象が強いのですが、実際は「聞く(訊く)プロ」でもあります。
■「話し方」の本を出版しています。ご購入はこちらからどうぞ。
この記事へのコメントはありません。