話しかた接客マナー術

【テクニック編】アナウンサーの台本の覚え方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは。

元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。

今日は、アナウンサーの台本の覚え方をご紹介します。

そっくりそのまま、あなたのビジネスや仕事に活かせるわけではないと思いますが、参考にしていただけたら幸いです。

 

私がNHK室蘭放送局とNHK山形放送局でキャスター・リポーターとして働いていたとき、中継や「リポート」と呼ばれる企画の台本は基本的に自分で書いていました。

もちろん、ディレクターの方が取材して書いた台本を覚えて出演することもありましたが、ほとんどは自分で気になった話題を探してきて取材し、構成を考えて台本を書くという番組制作の仕事も担っていました。

 

当時は「構成表」と呼ばれるNHK独自のフォーマットがありました。

そのフォーマットには、以下の4点を書きます。

 

1.項目

2.映像

3.コメント(内容)

4.時間

 

これらの4つの項目すべてを覚える必要があったのですが、一枚の紙(構成表)を暗記しようとしても、なかなか暗記できませんでした。

そして、暗記できたと思っても、実際に本番になると、なかなか言葉が出てこなかったりもしました。

 

そこで、どのようにして覚えていったかというと「映像」でコメントや話す内容を覚えていきました。

 

例えば。

会場全体の映像のときは、会場の話。

お客さんの映像のときは、来場者の話やお客さんの様子の話。

アジサイのアップのときは、アジサイの名前や特徴など。

 

というように、カメラマンが映す映像を覚えて、その映像に関する内容を覚えるようにしました。

すると、覚えるのにもそんなに時間がかからず、本番になにかハプニングがあっても対応できるようになりました。

 

一枚の紙を暗記しようと思ってもなかなかできませんが、映像の順番を覚えて、その映像が映っているときになにを話すかを覚えていくことで、すんなりと覚えることができました。

 

もしよかったら、参考にしてみてください。

 

■「話し方」の本を出版しています。ご購入はこちらからどうぞ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP