話しかた接客マナー術

【テクニック編】アナウンサーの演出の仕方

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こんにちは。

元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。

ビジネスマン・ビジネスウーマンとして仕事をしているあなたは、TPOに応じて、あなた自身を演出していることと思います。

 

「ここでは仕事ができる人という印象を与えたい」

「このシーンでは、明るくて元気な印象を与えたい」

「ここの場所では、落ち着いた雰囲気を出したい」

等々、その場、その場で「こういう人に見せたいな」というのがあると思います。

 

アナウンサーも同じです。

「この番組のコンセプトはこうで、視聴者はこう、放送時間帯は○○だから、今日はこんな私を演出しよう」といったように担当する番組のコンセプトや視聴者層、放送時間帯によって演出をしています。

 

演出の仕方は色々ありますが、アナウンサーは「人前で話すプロ」なので「話し方」で演出をすることが多いです。

 

落ち着いた印象を与えたいときは低いトーンと話すスピードに気をつけたり。

明るくて元気な雰囲気にしたいときは、少し高めのトーンで話したり。

 

分かりやすい例を挙げてみましょう。

 

朝の情報番組と夜のニュース番組を思い出して比較してみてください。

朝の情報番組では、アナウンサーは少し高めのトーンで話します。

これは、朝の爽やかで、すがすがしい雰囲気を出そうとしているからです。

 

一方で、夜のニュース番組。

こちらを担当しているアナウンサーは少し低めのトーンで話します。

これは、一日の終わりの落ち着いた雰囲気を出そうとしているからです。

 

このようにアナウンサーは「声」や「話し方」で自らを演出しているのです。

 

 

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