話しかた接客マナー術

【テクニック編】お客様との話し方~印象の良い電話営業とは?~

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こんにちは。

元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。

あなたは、初めてのお客様に営業の電話を掛けるときにどのようにしていますか?

今日は、私が受けた営業の電話についてお伝えします。

 

電話を受けたときは自宅を出る直前だったので「話を聞くことはできない」ということを伝えました。

そして、翌日に話す約束をしました。

 

その営業マンの話を聞いてみようと思ったのは、最初の電話のときに丁寧な話し方で誠実そうだなと思ったからです。

そして、最初に「こういうHPを制作しているのでお話を聞いてみていただくことはできませんか?」と結論を言ってくれたのもあり「情報収集として話を聞いてみる価値はあるかもしれない」と思いました。

 

そして、翌日。

その会社のホームページをを見ながらの説明が始まりました。

 

「丁寧で分かりやすいなぁ」と思いながら話を聞いていました。

しかし、途中まで聞いて「このサービスだったら、わざわざお金をかけて取り入れる必要はないなぁ」と思いました。

そして「断ろう」と思いました。

 

しかし、なかなか私の意向を聞いてくれず、私は断るタイミングを逃してしまいました。

 

一時間半が経ちました。

「そろそろお断りをしないと、この人のためにも良くないよなぁ・・・」と思っていたら「いかがですか?」とやっと聞いてくれました。

 

私:ここまで丁寧にお話をしていただいて大変申し訳ないのですが、今お話いただいた内容は既に自分でお金をかけずに実践していて効果も出ているんです。なので、わざわざお金を支払ってやろうとは思っていなくてですね・・・。丁寧にご説明いただいき、本当に申し訳ないのですが・・・。

 

営業マン:検討の余地はないということでしょうか?

 

私:はい。すみません。全く知らない新しいサービスであればまだ検討はしたかもしれないのですが、自分で一銭もお金をかけずに実践して成果を出していますので・・・。本当に申し訳ありません。

 

営業マン:そうですか・・・・。

 

私が断ると、それまで明るくハキハキしていた営業マンの声のトーンが一段下がりました。

とても残念な感じが伝わってきました。

 

丁寧な説明で感じよくお話をしてくださり一時間半もお時間を割いていただいたので、私は断るのにとても申し訳ない思いでいっぱいでした。

 

この営業マン、最初のアプローチは良かったのです。

「この人の話を聞いてみてもいいかな」と思いました。

そして、話を聞いていて不快な感じもしませんでした。

 

しかし、結果として、私にとっても彼にとっても有益な時間にはならなかったのです。

 

もしあなたがこの営業マンだったら、どんなことに気を配りましたか?

どんな流れで話を展開していきましたか?

お互いがハッピーになる営業電話にするためには、どんなことが必要だったと思いますか?

 

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