話しかた接客マナー術

【テクニック編】お客様との話し方~印象の良い営業電話に○○は必須です~

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こんにちは。

元NHKキャスター・話しかた接客マナー講師の相澤静です。

話すときのテクニックのひとつに「間」があります。

初めてのお客様に電話で営業をする際、この「間」を上手に使えるかどうかであなたの営業成績が決まります。

 

先日、こんな営業電話を受けました。

使用しているカード会社からです。

そこで、生命保険の話をされました。

いつもであれば自分に不要と思った時点で断って電話を切るのですが、今回は営業の方がどんな営業をするのか興味があったので、しばらく話すことにしました。

 

すると、電話口の女性は保険の内容について話し始めました。

時々「~ですか?」と質問を投げかけてはくるものの、ほとんど私が答える「間」がなく、私はただ相槌を打つしかできませんでした。

 

全体的に話すスピードはゆっくりだったので「ザ・マシンガントーク」という印象は受けませんでした。

 

しかし、

「○○になったら○円、入院したら○○円、○○したら○○円なんですね。毎月の支払いも安くてですね・・・」

「女性特有の病気にも対応しています。今は若い方でも癌の心配はありますよね。そういうときにも安心していただけるのが・・・・」

というように目の前にあるマニュアルをただ読んでいるだけなのが伝わってきました(笑)。

 

彼女の話を聞きながらも、私は「どこのタイミングでNOを伝えようかな・・・」と考えていました。

 

しかし、一向に私が話す時間がありません。

 

10分くらい経った頃でしょうか。

彼女は伝えたいことは全部伝えたのでしょう。

やっと私が話せる番がきました。

 

「この保険、いかがですか?」と彼女に言われて、私はこう答えました。

「長時間に渡って丁寧なご説明をしていただき、ありがとうございます。丁寧なご説明だったのですが、保険は間に合っていますので結構です。申し訳ありません」

 

その後、彼女は「そうですか。それでは」と電話を切りました。

 

もし、この電話の最中に私が話す時間をいただけたら10分も説明をしていただかなくてもよかったのに・・・。

彼女の貴重な時間を奪わなくても済んだのに・・・。

彼女を期待させずに済んだのに・・・。

 

色々なことを思いました。

 

あなたは、電話で新規のお客様に営業をする際、この女性のような対応はしていませんか?

 

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